予防接種
ワクチンで防げるこどもの病気はたくさんあります。
当クリニックでは各種予防接種を受け付けています。
年齢や罹患歴、基礎疾患などによって適正な摂取時期や回数は変わるので、まずは電話でご相談ください。
乳幼児期の予防接種は数も多く、接種時期の管理は複雑です。当クリニックでは予防接種スケジューラーアプリを推奨しています。
予防接種のご予約はお電話、WEBにて受け付けております。
9:00~17:00
日曜日は12:30まで。
予防接種には、定期的な接種が義務付けられている定期接種と、各家庭の方針で接種するかどうかを決める任意接種の2種類があります。
ただ、任意接種に分類されているから打たなくてもいいというわけではなく、当クリニックではすべてのワクチンがこどもにとって必要だと考えています。
予防接種ご紹介
- B型肝炎ワクチン
- ロタウイルスワクチン(ロタテック®︎)(ロタリックス®︎)
- ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー13®︎)
- 四種混合(DPT-IPV)ワクチン
- BCGワクチン
- インフルエンザワクチン
- 日本脳炎ワクチン
- 麻疹・風疹(MR)ワクチン
- 水痘(みずぼうそう)ワクチン、おたふくかぜワクチン
- HPVワクチン(ガーダシル®︎)(サーバリックス®︎)(シルガード9)
当院推奨のワクチン(任意接種)
()内は、当院での推奨接種年齢
- 4価HPVワクチン 男子への接種(小学校6年生から高校1年生)
- 三種混合(DPT)ワクチン(小学校就学前)
- 就学前 注射用ポリオワクチン(IPV) (小学校就学前)
- 髄膜炎菌ワクチン (適応は2-55歳です。当院では高校入学前、大学入学前、寮生活の開始前に推奨しています)
- 帯状疱疹ワクチン(シングリックス 50歳以上 2回接種 )
- 肺炎球菌ワクチン(プレベナー13®︎、バクニュバンス®︎)
※任意接種の費用に関しては電話でお問い合わせください。
今年度のインフルエンザワクチンについて
1.予約開始
9月22日(金)から(予定)
当HPのWeb予約からご予約できます。
※Web予約はお一人ずつしかお取り頂けません。
複数名での接種をご希望の方は大変お手数ですが、お電話でお問い合わせ下さい。
Tel:03-6804-1892
2.接種開始
10月1日(日)から
インフルエンザの予防接種は、診療時間内であればいつでも受けられます。
※11月からフルミスト(ページ下部参照)の接種も開始する予定です。輸入ワクチンのため、入荷状況によって接種開始が遅れる可能性もございます。
その際には逐一お知らせいたします。
3.接種対象者
- 生後6か月以上のお子さま
※港区の予診票をお持ちの方は助成が受けられます。 - 大人の方
- ご高齢の方
※港区の予診票をお持ちの方は助成が受けられます。
※フルミストは2歳以上49歳以下の健康な方
4.接種回数
- 生後6か月から12歳まで(13歳未満)のお子さま・・・2回 (2~4週間あける。出来れば4週間)
- 13歳以上・・・1回
※フルミストは1回接種。ただし以下に該当する方は、4週間以上の間隔をあけて2回接種します。 - 8歳以下(9歳未満)の方
- 過去にインフルエンザワクチンを接種したことのない方
- 過去にインフルエンザワクチンに罹患されたことのない方
5.価格
3,000円/回
※港区に在住のお子様は区から3,000円の助成があります。当日は必ず区から各世帯へ配布される予診票をお持ちください。
その場合、患者様のご負担は0円です。
万が一お忘れになった場合には助成が受けられず、実費負担となりますのでご注意ください。
- フルミスト ※先着順、11月以降入荷予定
8,000円/回
※フルミストは、国内未認可ワクチンのため助成の対象外です。
※輸入ワクチンのため在庫入荷時期が不透明なため、在庫がなくなり次第終了となります。ご了承ください。
6.当日の持ち物
- 母子手帳(お子さまの場合)
- 港区に在住の方は港区の予診票(当日お忘れの場合には実費負担となりますのでご注意ください)
- 港区の助成を受けられない方は予約時に問診票のご入力をお願いします。
- その他に必要書類がある方はお持ちください。
フルミスト(経鼻インフルエンザ生ワクチン)とは
フルミストは現在アメリカで開発されアメリカで使用されている鼻の中へ吹き付けるインフルエンザ予防のための弱毒化生ワクチンです。従来のインフルエンザ不活化ワクチンの注射と違い、鼻腔内にスプレーを吹きかけるだけなので、痛みがほぼありません。
予防効果:
フルミストは、活性を低下させたウイルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと株が違っても発症を軽症化させる作用があると考えられています。
効果は1シーズンですが、従来の注射型のインフルエンザワクチンよりも効果が長く持続します。
フルミストには、インフルエンザA型2種類、B型2種類の計4種類の株が入っています。
インフルエンザウイルスは主に気道粘膜に感染しますが、侵入経路である鼻腔で直接免疫をつけるフルミストは、従来の注射でのワクチンによって誘導されるIgG抗体だけでなく、気動分泌型のIgA抗体も得られるため、予防効果が(特に小児において)高いと考えられています。
ただし、人種や地域により効果は様々であり、接種しても必ず感染を予防するものではありません
接種回数:
当院で使用するワクチン:
[ 薬剤名 ] フルミスト(FluMist)
[ 製造国 ] カナダまたは米国
[ 製造元 ] MedImmune
[ 販売元 ] アストラゼネカ
2003年にアメリカ食品医薬品衛生局に認可されたワクチンで、15年以上の安全な実績があります。
日本の厚生労働省でも、2023年に製造販売許可がおりました。
接種対象者:2歳以上49歳以下の健康な人
(激しく泣いてしまうお子様は、多量の鼻汁などにより効果が低下するため、接種できない場合があります)
接種できない方:
- 5歳未満で、今までに喘息があった方・1年以内に喘息発作のあった方
- 免疫不全の方・免疫不全の方と接触する機会のある方
- 妊婦・妊娠の可能性のある方
- アスピリン服用中の方
- 重度の卵アレルギーをお持ちの方・アナフィラキシーの既往をお持ちの方
- 当日37.5度以上の熱がある方
副反応:
接種後、30~40%の方に鼻水症状が出ることがあります。
また10%ほどの方には、咽頭痛や咳・微熱など、一時的に軽い風邪のような症状が出ることがあります。
そのほか、他の国産のワクチンと同様の頻度で、発疹や蕁麻疹のほか、ごく稀にアナフィラキシーショックやギランバレー症候群のような重い反応を起こす可能性があります。
予防接種による健康被害救済について:
公的な補償制度は適応されません
日本製のフルミストは来年ごろ販売予定のため、当院では今年度輸入ワクチンを使用します。
接種による健康被害が起こった場合、厚生労働省の「予防接種健康被害救済制度」による補償や、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の「医薬品副作用被害救済制度」に基づく給付は受けられません。
万が一、障害1級・2級に分類されるような重篤な副作用や死亡などの健康被害が発生した場合には、輸入商社(Monzen Corporation)による「輸入ワクチン副作用被害救済制度」による補償を受けることができます。
以上、良くご理解いただいた上での接種をお願い致します。
こどもとおとなのクリニックパウルーム
院長 黒木 春郎
予防接種スケジューラーアプリ
乳幼児期の予防接種は数も多く、接種時期の管理は複雑です。当クリニックでは予防接種スケジューラーアプリを推奨しています。
予約方法
WEBからご予約出来ます。お電話でもご予約を受け付けております。
予防接種:完全予約制。
(12時から12時30分は病気にかかっていない子が来院できる時間帯(ウェルネスタイム)です。)
Tel:03-6804-1892
詳細はお電話にて